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【ハンドボール/銘苅淳】キラキラ輝き、人々をハッピーに!(No.007)

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世界基準で強く成るのは当たり前、キラキラ輝く事で競技普及へ

実業団チームを飛び出し、日本ハンドボール界のレベルアップに貢献する為の『世界基準』を習得したいと、2012年から強豪国ひしめく欧州プロリーグ(ハンガリー・スペイン)に挑戦。2015年にはハンガリー1部で前代未聞の日本人初となる得点王に成る。毎年オフシーズンの一時帰国時には、キッズ&ジュニア向けセミナーを行い、1時間半もサイン待ち行列ができる程の人気ぶり。このキッズ&ジュニア達を心身共に育成するのは勿論、「指導者の指導者」と成って、競技現場の水準を引き上げる事を目標とする。「歩くパワースポット」というキャッチフレーズが、明るい人柄を容易に想像させ、ハンドボールでキラキラ輝き、ハンドボールで人々をハッピーにさせる事が信条。
 
アスリートとして、社会人として、人としての銘苅淳を探る!

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インタビュー

アスリートの定義と社会的位置付けとは?
(アスリート職業者って何?)

アスリートとは「自分の可能性を常に探求している人」であり、「愛され応援される資質のある人」だと思います。

ハンドボール競技で試合に出場していれば、それはハンドボール選手と呼べるのですが、ハンドボール選手全員をアスリートとは言えないのではないかと考えます。身体に悪いと認知しながらの深酒や生活の不整、身体ケア不足やトレーニング不足の選手に、「アスリート」を名乗る資格はありません。

又、アスリートという職種は社会に注目される存在ですから、社会から愛され応援される存在と成れるように努めるべき。「競技力の追求」を最優先に、付加価値として「存在力」も備えなくてはなりません。
ですから、「愛され応援される存在性」が目的に成るのでは無く、あくまでも付加価値として位置付け、何かを決断しなければならない時の判断基準として、「愛され応援される事」を選択できる能力が必要だと思います。何故ならば、アスリートはその競技を未来から託されている代表のような存在と考えているからです。

やはり、自分自身の可能性を追い求めて、競技力を向上させる事ができること。
生産的・建設的に正しい判断ができて、憧れを抱かれる存在となり、愛され応援されること。
自分の可能性を高める為の取り組みが、社会的な共感を生み、競技実績だけでは無く、意識・思考・言動・立ち居振る舞い等に社会的価値を見出される人物こそが、アスリートだと確信しています。

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アスリート職業者だからこその良き経験は?
(アスリートで良かった事は何?)

アスリートとして生きている上でのメリットが2つ挙げられます。

一つは、「自分が一番輝く瞬間を見て頂ける事が仕事」だという事。
大会に出場する事は、それまでの準備期間の発表の場と言えます。その発表の場を多くの方々に披露し、観て楽しんで頂くという事は、アスリートならではの職種上の特権だと思います。一般的に企業勤務者は、働く姿を家族・知人に見て頂く事は中々ありませんし。

大会期間や競技時間は、それまでの準備時間に比べたら僅かなもの。何万年も漂った宇宙ごみが地球の大気圏に突入した時、それは発光して流れ星として見えます。我々アスリートは、時には勝敗を超えて、長い準備期間に対してあっという間に終わってしまうような競技の、その瞬間に輝く事ができる、特殊かつ幸せな職業です。自己実現に向けて最大限取り組める事、そして、その発表そのものに価値が見出される仕事になっている事。これは一般的には中々味わう事のできない大きなメリットと言えます。

もう一つは、「自分の世界観を広げることができる」という事。
自分自身に挑戦する事で、それまでに気づかなかった自分を新たに発見する事もできます。そして、大会に出場する事で自分のポジションを把握し、思考と行動の半径を拡大する事ができます。

例えば、初めて全国大会に出場した時、全国区にはこんなにも凄い選手がいるのかと驚きました。
初めて国際大会に出場した時、日本を代表する事の意味を再考しました。
初めて発展途上国を訪れた時、日本の生活は当たり前ではないのだと気付きました。
初めて世界大会に出場した時、画面越しに見ていた著名選手と対峙してワクワクし、驚かされました。
初めての新しい経験こそが思考の半径を拡大してくれます。それに伴い、行動の半径も拡大されます。一般的には、旅に出たり、セミナーに参加する事でも同様の経験ができると思いますが、自分が一番好きなもの、興味があるものを通して、そのような機会を得られるのがアスリートの特権ですね。

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戦績目標と日常的目標は?
(アスリートとしての目標と人としての目標は何?)

アスリートとして、自分の可能性をより高いレベルで試してみたいというものがあります。

常に自分を高める環境に自分を置く事が一番大事です。より高いレベルの欧州プロリーグや、国を背負って戦う日本代表など、その環境・場所に居られる事こそ、自分を高める近道と考えています。

欧州プロでは、日本人がまだ経験していないチャンピオンズリーグへの出場が大きな憧れでした。それが今や目標と成っています。2017年4月に32歳となり、20代の頃と比べて様々な周辺環境の変化がありますが、これまでの思考や行動が積み重なり、過去の経験の蓄積から、今が一番知識も判断力も行動力も備わっていると自負します。ただ、現役選手で居られる時間は限られていますので、必要なものと不要なものを適切に区分しながら、より高みに通ずる事も積み上げて、ベストなパフォーマンスに繋げるよう、最大努力をするつもりです。
ちょうど「ジェンガ(直方体パーツを組んだタワーを崩さないように一片ずつ抜き取るゲーム)」のようですね。20代では多少無理をしながらも土台を積み上げてきたので、30代ではそこから優先度を考えて省くものは省きながらも、新たな応用も取り入れながら一つ一つを更に積み上げる・・・結果的に、土台はぶれずに、効率良い高さを構築していくようなイメージで競技人生を高めたいと思っています。

人としての目標は、新しい世界に飛び込んでいく「変化を怖がらない」という事と、生き様として美しく「未来の自分から見た時に、誇れる取り組みを行う」事ですね。

自分を好きに成れない人を他人が好きになってくれるとは思わないので、まずは自分が自分を好きでいられるようにしたいです。例えば、ヨーロッパでは掃除という文化がありません。道でゴミを拾っていると、変な目で見られてしまいます。他人の目を気にしていたら、その場のゴミを無視して通り過ぎるところですが、それは生き様として美しくない。他人の目や評価を気にして生きて、自分のやりたい事が表現できないのは不健全です。いつか未来の自分が過去の自分を振り返った時に、後悔しない判断・取り組み・生き方をしていきたいと決めています。

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プロ意識とは?それは社会に影響する?
(プロ意識は社会に必要なのか?)

プロ意識を言葉で表現するのは難しいのですが、プロとは「対価を払ってでも、この人にお願いしたい、この人を見たい」と思わせる事ができる人だと思います。

例えば競技大会に観戦に来て頂いたファンから、「折角、何週間も前から予定を組んで、時間も金も掛けて来たのに何か残念だな。」と思われるようではプロ意識が低い。アマでは無く、プロであれば、競技パフォーマンスだけでは無く、ファンコミュニケーションを含めた思考と行動が必要と成ります。勝負の世界は勝敗が明確で、100%常に勝ち続ける事は難しい為、負けた時のファン対応こそ重要です。

勝った時だけ喜びを分かち合うだけでは無く、負けた時さえも悔しさを共感して頂けるような関係を構築するのがプロ。良い時もあれば、そうじゃない時もある。何時でもどんな時でも、ぶれずに情報発信できる事、立ち居振る舞いができる事、ファンと一体に成る事、これがプロ意識の高いアスリートと言えるはずです。

そして、良い習慣を持つ事で、それを良い影響や効果に繋げる事・・・・・それがプロ意識の表れだと思います。例えば、試合前や練習前の筋膜リリースやストレッチ等、ウオーミングアップ前の充実。これは自分のパフォーマンスを最大限発揮する為の習慣化された準備です。アマの準備とプロの準備は異なります。プロの繊細かつ戦略的な準備は、キッズ&ジュニア選手やアマ選手、又、アスリート以外の一般の方々にも「準備は本当に大事だよね」という再認識を伝達できるはず。アスリートのプロは、ビジネスのプロ達にも影響を及ぼすような存在に成らなければ成りません。それこそがスポーツ界でプロと名乗る資格に成るのではないでしょうか。

ファンとの繋がりの現状は?
(ファンの価値と関係性の実態は?)

ファンの存在は、本当に「有難い」という言葉に集約されます。
しんどい時に応援して頂ける方々の顔を思い浮かべると、頑張ろう、頑張りたい、頑張らなくては、という意識を再構築できます。追い込んで追い込んで、心身共にしんどい時に、ほんの少しでも背中を押して頂けるだけで全然違うんですよね。精神的にも物理的にも、ほんの少しでも後押しして頂ける存在は、何物にも代えがたいのです。

半面、ファンに対して甘え過ぎてもダメだと思います。
「ファンの為に」という意識が強過ぎると、目的がぶれてしまうケースもあるからです。「こんな事を言った方がファンが喜ぶのではないか?ファンの為にやらねばならない!」という思考が強過ぎると、本来自分が向かう方向とは違う所へ行ってしまう可能性もあります。

目の前の好き嫌いや損得、面倒の有無では無く、全体として良い方向に進む、止まらずに少しでも前進する、足踏みだけでも止まらない、という判断と意識が必要で、その意識レベルが高ければ高い程にプロ意識が高く成ると言えるでしょうし、ファンの方々からの支持も高まると思います。
自分が想像している以上に、大勢の方々から注目されるアスリートという存在。アスリートという職種には、まだ気付いていない、見えていない所にも沢山の潜在ファンが居ます。その方々を自ら見付けて、想いを感じる事が大事だと思います。
常々、機会があれば直接お礼を伝えたいので、皆様からも是非お声を掛けて頂ければ幸いです。

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競技資金をどのように調達している?
(スポーツにお金は必要?)

競技資金としては、所属クラブからのサラリーと、講習会活動等での講師料が主と成ります。

スポーツを行うには、御金が必要です。欧米のスポーツクラブ文化では受益者負担という意識がある為に、御金を払ってスポーツを行う事、指導を受ける事が当たり前なのですが、日本では義務教育の学校体育の色が強い為に、先生や指導者の無償ボランティアに頼るのが殆どで、スポーツの指導に御金が発生しません。日本のスポーツは学校体育を中心として発達してきたので、それを否定するつもりは無いのですが、できれば欧米のように御金を付帯させる方が望ましい、、、ただ、これまでの背景を考えると、まだまだ難しいのかもしれません。

物質的な豊かさがある程度満たされると、「モノ消費」から「コト消費」に消費行動がシフトします。学校教育の現場でも、例えば修学旅行で体験活動等のコト消費を強化してきているはずです。
スポーツをする、スポーツを見る、スポーツに参加する・・・・・これは「非日常を買う」というコト消費に当る為に、御金に結び付いた方がベターですね。

毎年オフシーズンに入ると、キッズ&ジュニア向けを中心とするハンドボール講習会をできるだけ多く開催して、一プロ選手として指導対価という形で資金調達をしています。ハンドボールの強豪国=欧州プロと言っても、サッカーのプロのような高額契約は殆ど無いので、所属クラブからのサラリーだけでは節約生活を強いられます。プロとしてはトレーニング環境や身体管理に御金を沢山投資しなければなりませんので、御金の存在は重要です。
オフシーズンは基本的に所属クラブからのサラリーが無いので、オフと言えども、ゆっくりバカンスを取っているような状況には成らないのが現実ですね。長いシーズンを戦った後のオフシーズンは、身体を休めたり、精神的なリフレッシュも非常に大事なのですが、そんな時間はありません(笑)。

日本代表活動は、この海外プロクラブのオフシーズン期に行われる事が多いので、日本代表活動で拘束期間が長くなると、ハンドボール講習会ができない為に収入を生む事ができませんし、一年間丸々と身体を休める事ができません。
「休む時=引退する時」と考えているので、休息難にも資金難にも負けずに頑張れますが、プロで在る以上、理想の競技生活環境を求め続けなくてはなりません。

自分を高める事ができる環境に身を置ける幸せを感じながら、その幸せを拡散させる活動に努めているつもりです。このような活動に共感して頂ける方がもっともっと増えて、それが支持・支援と成り、「御金を払ってでも銘苅を講師に呼びたい」とオファーして頂く機会が増すと嬉しく思います。今後は更にリピーター率を高められるように精進しますので、宜しく御願い致します。

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セカンドキャリアや人生目標は?
(アスリートとしてどう生きる?)

高校時代、“将来は指導者”に成りたいと考えて大学を選びましたし、海外リーグ挑戦は、その想いの一環でもあります。ですから、現役を終えたら指導者の勉強を行う予定です。「強い選手を育みたい」という想いもありますが、選手にとって一番影響力の大きい『指導者』の育成が最も重要と思います。
ヨーロッパではコーチ同士がそれぞれのトレーニングメニューを持ち寄って勉強会を開催したり、「指導者にも学びの場がある」という事が通常で、日本では欠けている事ですから、是非、そのような仕組みを創り、“指導者の指導者”を目指す予定です。

私には夢が沢山あります。
”日曜日の午後にアップルパイを焼いてくれる奥さんを見つける”という夢は、中学生の頃から公言していましたが、最近になって、”土曜日の夕飯に一緒に餃子を包んでくれる家族になる”という夢も追加されました!夢って沢山あった方が良いと思うんですよね。そして、その内容がどんどん変化してもいい。
中学時代の恩師の影響で、高校ハンドボールの指導者に成りたいと思いましたが、現在はもっと幅広く活動ができる方法を考えています。経験や出会う人によって考え方も変化するので、夢が増えたり変化したりするのは自然な事。まずは自分の夢を小さな事から順に叶えて、叶え続けて行く事が大事だと思います。それは現役中も引退後も、人生のどのステージにおいても大切な事です。

しかし、夢というものは自分中心で、自分が死んで存在しなくなったらそれで終わってしまいます。
自分が死んだとしても、その想いや理想が残って受け継がれて行く・・・・・それが志だと思います。遅まきながら、最近、大河ドラマ「龍馬伝」を観ました。幕末の坂本龍馬は自己実現とかそんなレベルで物事を考えていません。もっと大局的で普遍的な思想を持っていました。坂本龍馬には志があり、それに共感した仲間が居たからこそ、想いを成し遂げる事ができたのだと思います。

私自身、世界を変えたいと思った事はありません。しかし、現状維持ではなく、より良く改革したい想いは昔から持っていました。現時点では、日本のハンドボール界や世界のハンドボール界を変える何か事を起こすまでには至らず、一プレイヤーとしても一指導者としても世界のハンドボール潮流を変える事はできないでしょうし、それをしたいとは考えていません。
では何をしたいのか?何を改革したいのか?
「ハンドボールを変えたいのでは無く、ハンドボールの位置付けを変えたいんだ」と気付きました。

それぞれの人生において、ハンドボールの位置付けを高めていく。ハンドボールを通して、人生を豊かにして行く。そんな人をできるだけ多くして行く・・・・そのような生涯活動をしたく、同じ想いの仲間を増やしていきたいと考えています。自分が生きている内は夢として追い掛けますが、もし自分が存在しなくなっても、同じ志の仲間がそれを実現させていくようなレールを創りたい!
現役時にできる事、その経験を踏まえて、セカンドキャリアを含めた次のステージで活きる事をやり抜き、そして、例え自分が死んでも歩み続ける事を何か一つ、創造したいと考えています。
それこそ、アスリートとして現状維持や現状満足ではなく、可能性を追求して行きたいですね。

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感動以外に、何を社会に提供できる?
(アスリートの価値とは?)

アスリートは基本的に自分を表現する事で収入を得ていますが、感動を提供しようと考えながら競技を行っている選手は居ないはず。戦績だけではなく、取り組む姿勢やバックグラウンドに対して感動される事は有り得ても、最初からそれを提供しようと思って取り組んでいる選手は居ないと思います。勿論、競技パフォーマンスやその他の取り組みが感動に繋がる事は、アスリートにとって非常に嬉しい限りなのですが。

個人的な考えですが、「アスリートが勇気や感動を与える」という表現はあまり好きではありません。与えるという表現が同じ目線に無い、という感じを受けるから。アスリートが偉い存在で、ファンは支える事が役職では無いはずです。線引きや区別は必要ですが、それは上下の関係性ではありません。

「ファンサービス」と「ファンコミュニケーション」の違いも同様です。
競技に対して真摯に誠意ある取り組みをしていれば、その過程で様々な課題が発生します。それを乗り越えた経験を発信する事で、共感を得られます。社会において、アスリートの住む世界やアスリートが見る光景、得られた経験等は非日常です。応援して下さる方々の生活の中で、アスリートの姿勢や取り組みに共感し、「良い変化が生まれる」という事こそ、アスリートが社会に提供できる事の一つではないかと思います。

キッズ&ジュニア選手がアスリートの活躍する場所を目指したり、社会人が覚悟を持って何かしらに取り組むモチベーションに繋がるかもしれません。日常生活や日常業務に当てはめて、良い準備を心掛ける事に結び付くかもしれません。礼儀正しさを垣間見て、子供達がキチンと挨拶をするように成長するかもしれません。
つまり、アスリートは、究極的には社会の模範・規範と成る存在を常に追求しなければならないと思います。それを社会に提供できるアスリートの価値として構築しなくてはならないと考えます。

指導者や親から「あの選手を見てごらん」と言われるようなアスリートに成れれば、アスリート自身も競技活動や試合結果を超えた「良い変化」を得る事ができますし。それだけ、アスリートには影響力があるはずです。その影響力を常に意識して思考・行動する事は、プロ意識の向上にも繋がります。

アスリートの不祥事・犯罪をどう思う?
(同じアスリート職業者への意見は?)

前述しましたが、アスリートには多少なりとも「社会への影響力」があります。それ故に、不祥事があれば大きく社会に取り上げられます。そこには日本人がスポーツをどう捉えているか、を垣間見る事ができます。
多くの場合、スポーツ選手のイメージとして、「模範(物事の判別等)」「規範(礼儀正しさ等)」「忍耐(我慢強さ等)」等が挙げられますし、子供にスポーツをさせたい親の視点でも、それらへの期待が大きいと思います。だからこそ、アスリートの不祥事は社会的なダメージが大きく成ります。

スポーツ界にも色々な人間が居て、アスリートも一人の人間ですから、間違いを起こす確率が0%とは言えないのでしょう。しかし、社会的に良い方向の「スポーツ選手のイメージ」が、より残念な気持ちを増幅させてしまいます。これは個人へのイメージ悪化であり、社会的制裁を負わなくてはなりません。

そして、もう一つ大きなダメージとして、その選手の競技(種目)イメージの低下があります。実際にその競技種目を愛好している人達、TOPを目指しているキッズ&ジュニア達はどう思うでしょう?残念な気持ちに成るのは当然の事、社会から「あの競技(種目)選手はダメだ」というレッテルを貼られかねません。犯した個人のダメージ以上に、競技全体のダメージは、修復に時間が掛かりますし、深刻な事です。

各競技のアスリートは、自分の競技を代表している、又、その競技を背負っているという自覚と覚悟と責任を持って取り組まなくてはなりません。そのイメージ、もっと広く言うと、その競技のブランドを担っている使命感を持たなくてはなりません。

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自競技を発展させる為にどう動く?
(競技普及へのアイデアは?)

全くハンドボール競技を知らない人達に向けて、より関心を持って頂きたい想いは勿論ありますし、最終的にはそれを主体に考えないといけませんが、“まずは”、現在ハンドボールを行っている選手や関係者やファンが、より豊かなハンドボールライフを送る工夫を考えるのが先決です。ハンドボール愛好者がハンドボールから離れて行かない、離れたく無い、という状況を構築しなければなりません。その上で、選手を含めた愛好者が、周辺を愛好者に育てるような循環を創る事ができれば・・・

ハンドボールに携わっている自分が好き、仲間が好き。そんな愛好者はキラキラと輝いているはず。そのキラキラを見た周りの人達もキラキラと輝く・・・・・周辺の人達をもハッピーにする力を、現在の愛好者が備える必要があります。そして、各人が情報発信力を持ち、その情報によって間接的にハンドボールの認知度を上げて行く考えを持っているので、今まさに、先頭を走るべく、SNSを中心にハンドボール界一の情報発信者を目指して実践しています!

愛好者の輪を広げる為にも、子供達が楽しく永くハンドボールに携わり続ける環境を作る事が大事。子供達に影響されて、保護者達もハンドボールが好きに成る。友達も好きに成る。未来の恋人も好きに成る。未来の奥さんも好きに成る。そして、将来生まれてくる子供もハンドボールが好きに成る!こんなハンドボール好き好き循環を創れれば!永く愛されるハンドボールに成る為にも、今の行動を進めます。

今はとにかくハンドボールに関わるキッズ&ジュニアと沢山触れ合い、永くハンドボールに携わってもらえるように、競技の魅力を伝達するのが今の使命です。キラキラを伝承してハッピーに導き、そのキラキラを更に周辺に広げてもらえるように・・・・ツラい顔や険しい顔でハンドボールをしている姿を見て、誰もハンドボールって楽しそう、とは思わないでしょう。キラキラ輝きながらハンドボールをしていれば、楽しそうだからやってみたい、大会に応援に行ってみたい、という愛好者をきっと1人でも増やせる事でしょう。

今、ハンドボールに深く関わる我々は、未来のハンドボール界から託された存在。「“今”を御願いしますよ」「不祥事してる場合じゃないですよ」「できることはサボらないで下さいよ」と言われているような気がします。現在を生きる我々がしっかりとした取り組みをサボれば、ハンドボールに明るい未来は来ませんし、何も行動しないで事態がより良く成る事は有り得ません。それぞれの立場で出来る事を最大限、誠意を持って取り組んで行くしかありません。その根本は、ハンドボールを自分自身が楽しむ事だと思います。
このご時世、インターネット普及によって個人からの情報発信が容易に成り、そのスピードは驚く程に早く世界を回りますし、影響力を持つようになりました。ハンドボールの魅力が、世界中を走り抜ける事も少なくない時代に成りました。一人一人がハンドボールを楽しむ。そして、それを発信・拡散・共有・認知して、醸成させていくことが大事なポイントだと考えています。その為にも、「今こそ、少しずつ、一人ずつ、一回ずつ」ハンドボールそのものを通して、人生が豊かに成るようにアプローチして行きます!

「これこそ即効性があり、確実だ」というものが有る訳ではないのですが、何時か何処かで誰かの心の琴線に響くかもしれない。そういった種蒔きをする事、伸びようとするものを育む事、つぼみを花咲かせる事、開花を見せる事、それを楽しんで頂く事・・・・・より多くの場所で、より多くの人を和ませたい。結果が出るのが「何時か判らない」というモノにエネルギーを注ぎ続ける源は情熱でしょうね。その情熱だけは誰にも負けないように、現在のハンドボール、そして未来のハンドボールに関わり続けようと思います。

プロフィール
mekaru
名前:銘苅淳(Mekaru Atsushi)
生年月日:1985年4月3日
出身地:沖縄県浦添市
練習拠点:スペイン
身長:184cm
体重:96kg
血液型:O型
所属:
Webサイト
http://handball-mekaru.com

中学2年時、野球部に所属していたものの、ハンドボール部顧問からスカウトを受けてハンドボール部に転向。始めたばかりにも関わらず、中学3年でジュニアオリンピックCup優勝。高校ではインターハイ3位、大学ではインカレ優勝等の輝かしい実績の元、実業団チーム・トヨタ車体に入社。
4シーズンをトヨタ車体でプレーし、全日本総合選手権の優勝を経験、個人で殊勲賞・7mTH得点賞等を獲得してきたが、より究極を目指す事と、日本のハンドボール界に世界基準の技術を持ち帰る事を目的に、世界最高峰の欧州プロリーグという厳しい世界に挑戦する事を決意。
2012年、ハンドボール強豪国ハンガリーの1部チームに入団。ハンガリー3期目の2014-2015年シーズン、欧州の有名選手を横目に、異例とも言えるハンガリー1部リーグ得点王となり、日本人初の海外功績を作った。これを機に、ハンガリーで「メカル」の名はサッカー選手よりも広く知れ渡る事となった。
この功績にも関わらず日本代表には召集されずに、2016リオ五輪アジア予選をメディアで見守るしかなかったが、2016年1月、これまで日本人のみだった日本代表監督にスペイン人が起用された事をきっかけに、ハンガリーから日本代表に召集された。そして、アジア選手権で日本代表チームの底力を上げる事に寄与して3位に。これによって、世界選手権の切符を得る。
2016年8月にはスペイン1部リーグに移籍。2017年1月の世界選手権では1試合4得点等の健闘むなしく24ヵ国中、22位に。現在の目標は2020東京五輪への参戦。
 
明るい性格とユーモア溢れる軽快なトーク、会う人会う人を必ず虜にする人柄で、キャッチフレーズは「ハンドボールで幸の種蒔く、歩くパワースポット」。キッズスクールでは銘苅淳サイン待ち=1時間半という、ハンドボール界では異例の記録を持つ。類まれなコミュニケーション力で、世界基準の身体作りとパフォーマンスを日本のキッズ&ジュニアに伝授し、日本のハンドボール界のレベルアップに寄与し、日本と世界の差を縮めるのが使命。
 
【戦績】
2008-09■トヨタ車体
    ・全日本総合選手権=best4
    ・日本リーグ=4位
2009-10■トヨタ車体
    ・全日本総合選手権=best4
    ・日本リーグ=2位、殊勲選手賞、7mTH得点賞
2010-11■トヨタ車体
    ・全日本総合選手権=2位
2011-12■トヨタ車体
    ・全日本総合選手権=優勝
    ・日本リーグ=3位
2012-13■ハンガリー1部リーグKecskemét→ハンガリー1部リーグCeglédi移籍
    ・20試合119得点=得点ランキング13位
2013-14■ハンガリー1部リーグGyöngyös
    ・24試合70得点=得点ランキング34位
2014-15■ハンガリー1部リーグBalmazújváros
    ・20試合120得点=得点ランキング1位
    ・日本代表/強化指定選手
2015-16■ハンガリー1B部リーグNyíregyházi KC→ハンガリー1部リーグMezőkövesdi KC移籍
    ・日本代表/アジア選手権出場(3位/11ヵ国、1試合4得点等)
2016-17■スペイン1部リーグÁngel Ximénez Puente Genil
    ・日本代表/世界選手権出場(22位/24ヵ国、1試合4得点等)
 
【学歴】
2008年3月:筑波大学・体育専門学群卒業
2013年3月:岐阜大学・大学院・教育学研究科・教科教育専攻・保健体育コース修了
 
【職歴】
2008年4月:トヨタ車体株式会社入社
2012年7月:トヨタ車体株式会社退社
 
【特記】
2008年:中学高等学校教論一種免許状(保健体育)
2013年:中学高等学校教論専修免許状(保健体育)
2012年7月~2016年7月:ハンガリー移住(ハンガリー1部リーグ)
2016年8月~2017年6月:スペイン移住(スペイン1部リーグ)

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