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【フロアボール/高橋由衣】五輪と体育授業の道を切り開く!(No.008)

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五輪公式種目化と体育授業導入という道を開くパイオニアへ

15歳から日本代表として日の丸を背負い、世界選手権に7度参戦。大学卒業後からフロアボール強豪国スウェーデンを拠点として2部リーグ・クラブに所属。アジア人初の選手として1部昇格を狙う。2m近い大柄選手もいる中で、逆に147cmの小柄さを活かし、忍者のようなハイスピードで観客を魅了する。今年、世界で僅か4人の国際フロアボール連盟「アスリートコミッション・女子メンバー」となり、主にアジアにおける競技普及活動を推進。生涯を通じてフロボール競技の発展に寄与する事を信条に、夢は大きくフロアボールの五輪公式競技化への貢献と、日本での体育授業への競技採用の実現化をライフワークとする。幼い頃からの小学校教諭の夢を、スウェーデンでの日本語教師という形で実現し、現在は子供達への「人生や判断の選択肢の増幅」を提示する目標にシフトアップ。マイナー競技と非観している時間も無い程に、やるべきミッションを拡大中。

アスリートとして、社会人として、人としての高橋由衣を探る!

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インタビュー

アスリートの定義と社会的位置付けとは?
(アスリート職業者って何?)

私が考えるアスリートとは、自分の生活の中で競技を最優先にしている人です。その競技生活によって、1円でもお金を得る事ができる人はプロアスリート、そうでない人はアマチュアアスリートと定義します。

極端な話、練習と私用が被ってしまった時に、いつ何時でも練習を優先できる人はアスリートであり、そうでない人は趣味の域でスポーツに取り組んでいる愛好家だと思います。
私の場合、生活の中心は常にフロアボール競技であり、食事のタイミングや睡眠時間を練習や試合の時間から逆算してコントロールしていますからアスリートと自負します。ただ、プロ・アマを問われれば、今のアスリート生活によって収入を得られていないので、アマチュアアスリートと言えます。

アマチュアアスリートは、社会的には評価されにくいのが現実です。競技がマイナーであれば、メディアに取り上げて頂ける機会は本当に少ないので、アマチュアだけど必死に競技と向かい合っているアスリート達の競技人生を知っているのは、そのアスリートに近しい人達、若しくは競技関係者に限られます。ですから、アスリートの事も競技の事も知らない方々から見れば、私達の競技活動はお遊び程度に映ってしまうかもしれません。しかし、アマチュアアスリートだからこそ自ら資金調達したり、自らセルフブランディングしたりと、プロアスリートなら周辺関係者が御膳立てしてくれる事も自ら毎日考えて実行しなければなりませんので、そこで培った経験や能力は、競技引退後の自分の人生は勿論、社会にも有意義なものとして発信・共有できると確信します。

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アスリート職業者だからこその良き経験は?
(アスリートで良かった事は何?)

フロアボールを通じて海外に出て、色々な国の文化に触れられた事が、私の人生の財産と成りました。

日常の挨拶やコミュニケーションの取り方から始まり、食事・慣習・文化等、なに一つとっても日本とは違います。新しい言語も習得できますし。又、フロアボール強豪国のスウェーデン王国に競技移住して、生活収入と競技資金を得る為にスウェーデン人と共に働いていますが、そこで日本との働き方の違いや福祉の手厚さ等の社会を学ぶ事もできました。
様々な違いを知る事は、日本国と比較する事ができるように成ります。私はできるだけ多くの選択肢の中から、自分で最良の道を選ぶ事が大切だと考えていますので、日本国での生活から得られた狭い選択肢だけでは無く、様々な国で得られる選択肢を増幅させたい想いがあります。
日本だとAかBの選択肢がない状況でも、他国で得たアイディアを加えるとCもDも選択肢が増えます。比較対象が増える事で、視野も広がり、思考と行動に幅を持たせる事ができます。

日本在住時から、日本よりもスウェーデンに良いイメージを持っていました。「日本なんて、、、」と悲観する事もありましたが、今はスウェーデンという比較対象が増えた事で、私は以前よりも日本という国が好きに成りました。
スウェーデンを主に、様々な国の歴史・文化・風習・思考を学べた事で選択肢が格段に増えて、逆に愛国心が芽生えた事は、アスリートとして海外に出たからこそできた貴重な経験で、今の私の大切な財産です。

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戦績目標と日常的目標は?
(アスリートとしての目標と人としての目標は何?)

個人的な戦績目標は、現在所属しているスウェーデンのフロアボール2部リーグ・メンバーから、TOPリーグ(1部リーグ)である「スウェーデン・スーパーリーグ」のメンバーに選抜される事。TOPリーグと2 部リーグは確かにレベル差があり、試合会場の広さや観客数、メディア露出度にも大きな差異があります。フロアボールを極めたいとスウェーデンに渡った私としては、当然TOPリーグのコートに立って、大勢の観客の前でプレーする事を目指しますし、TV中継試合で日本人プレイヤーとして名を上げたいと考えています(日本とは異なり、スウェーデンやフィンランドでは、フロアボール試合のTV中継が一般的です)。

又、日本代表チームとしては、世界選手権トップ8を目指します。フロアボールは、北欧を中心とするヨーロッパではとても盛んなスポーツです。アジアでも人気が上がってきているものの、競技人口は圧倒的に違い、それに伴い、ヨーロッパとアジアでは大きなレベル差があります。フロアボール競技の1番大きな大会である世界選手権では、常にトップ8がヨーロッパ諸国。フロアボール女子日本代表はアジア選手権を2連覇していますので、アジアではトップレベル。次はヨーロッパのチームを撃破できるようにレベルアップを図り、世界選手権トップ8に入ります!

戦績以外の日常的目標は、フロアボールをオリンピック公式種目に昇格させる事です。2017年2月、国際フロアボール連盟内の「アスリートコミッション(選手会)・メンバー選挙」がありました。私は、世界の女子選手メンバー4人の中の1人に選ばれた為、国際連盟を背負って普及活動を進める事となります。これはフロアボール競技人生における、大きなチャンスと受け止めています。
アスリートコミッションの一番のミッションは、フロアボールの普及。アジア女子選手でのメンバー入りは日本人の私だけなので、今後はアジアの様々な国へ行き、フロアボール普及活動に取り組む事になります。

2017年7月20~30日、ポーランド共和国で開催されるWorld Gamesで、フロアボール競技が公開競技として行われることになりました。これはオリンピック公式種目化への大きなステップなのですが、アジアからWorld Gamesに出場する国が無い為(今回は公開競技の為に欧州主体の指定6ヵ国のみ)、日本を含めアジア諸国では盛り上がりに欠けていることは否めません。私はWorld Gamesへの注目度を高める為に、タイで行われるアジアカップにアスリートコミッション・メンバーとして派遣される事になり、アジア全体にWorld Gamesを宣伝するチャンスを頂きました。一人でも多くの方にフロアボールを知って頂き、注目度を上げ、近い将来にフロアボールがオリンピック公式種目となり、年齢が間に合えばオリンピックに出場したい!と強く願っています。そして、願う以上の目標として、日常的に普及策を練っています。

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プロ意識とは?それは社会に影響する?
(プロ意識は社会に必要なのか?)

プロでもアマでも、アスリートは一般の方と比べて注目される機会が多いと思います。注目されるという事は、社会に対して少なからず影響が有り、だからこそ模範的な言動に努めなくてはならないと自分に言い聞かせています。これを常日頃から追求するのがプロ意識の1つだと考えています。

又、アスリートとしてで無くても、海外に行くという事は、日本を代表する者としての立ち振る舞いが求められます。新しい国の新しいコミュニティに、仮に日本人1人という状況ならば、その者の言動は、一個人というよりも、日本全体の意見、日本人の一般的な行動として捉えられるケースがあります。

例えば、多くの方が経験済みと思いますが、日本に訪れている外国人を見て、「〇〇人は礼儀正しい」とか「〇〇人は列に並べない」とか、その時々の感覚をイメージ定着させてしまう事がよくあるのではないでしょうか。しかし、私達が見るのは、その国のほんの一部の方だけで、その一部の方から国全体を決めつけてしまっているに過ぎません。外国人にも礼儀正しい人もいればそうでない人もいます。日本人でも同様です。このように海外では、自分の言動イコール日本全体の傾向と捉えられるケースがあるので、海外では日本人としての自覚が必要で、こういった思考もプロ意識の1つと認識して生活しています。

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ファンとの繋がりの現状は?
(ファンの価値と関係性の実態は?)

インターネットが普及し、個人が無料で情報発信できる時代となりましたので、ブログ・SNS・メルマガ等のあらゆるツールを使って情報発信を行い、少しずつではありますが、応援者・支援者の数を伸ばしているつもりです。2011年の夏からスウェーデンを拠点にしていますので、スウェーデンの方からは勿論、遠い日本の方からもインターネットを通じて多くのメッセージを頂いています。いつも温かい言葉を頂ける事にとても感謝していますし、気が引き締まります!遠いスウェーデン国で競技を追求し続けられるのは、PCを開ければすぐそこに日本の応援者が居る、と感じられる事が大きいですね、そこにスウェーデン~日本間の距離はありません。

しかし現状は、応援して下さる方々の殆どがフロアボール関係者ですので、身内から外に拡げられていないと反省しています。これはマイナー競技選手に共通する事かと思われますが、今後は国際フロアボール連盟・アスリートコミッションメンバーとして、セミナー開催は勿論、メディア露出増幅やネットワーク拡大に力を入れて、フロアボール競技の普及に努めます。会う方全てに、私の応援者・支援者に成って頂く為に、自らをブランディングして、メジャー競技選手に負けないような情報発信力を身に付けなくてはならないと決意を固めています。

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競技資金をどのように調達している?
(スポーツにお金は必要?)

私は高校1年時の15歳から日本代表メンバーとして活動していますが、日常的な競技資金は当然の事、海外遠征費も全額自己負担で、勝っても賞金はありません。五輪競技種目で有れば連盟・協会から補助金が出たり、企業の協賛金も契約しやすかったり、個人からの寄付金も集まり易いかと思いますが、フロアボールはマイナー競技ですから(国内競技人口2500人)、試合での戦いの前に、資金難との戦いがあります。これはマイナー競技特有の課題ですから、フロアボール以外のマイナー競技選手達も同じ課題にぶつかっていると思いますが、節約生活に努め、僅かに空いた時間でアルバイト収入を得るしかありません。その殆どを競技資金に回す為に、日常生活は質素に努めています。ただ、大好きな競技を職業とも言える程に追求しているのですから、そこに非観はありません。

高校卒業までは両親が競技資金全てを負担してくれていましたが、大学入学以降はとにかくアルバイト。僅かなバイト収入は殆どを競技資金に充て、特に遠征費で使いきっていました。大学在学時から、卒業後のフロアボール強豪国スウェーデンへの競技移住を決めていたので、生活費を含めた全資金をアルバイト時間を増やす事で貯めました。そして卒業後の現在のスウェーデン生活では、教員免許を活かした日本語教師としての収入で生活しながら、遠征費を生みだしています。

競技を追求すればする程に、競技資金を増額しなくてはならない現実があります。そこにメジャー競技もマイナー競技も関係ありません。スポーツはお金が掛かるものです。競技生活で収入を得られていないアマチュアアスリートではありますが、気持ちも行動もプロアスリートのつもりですので、競技資金が豊富に有れば、メジャー競技のTOPプロ選手と同様に管理栄養士も専属トレーナーも付けたいですし、身体のコンディション維持周辺や移動手段やPRにもお金を使いたい・・・
ですから今後は、より多くのプロアスリートを研究して、企業協賛金をどのように獲得すればいいのか、個人協賛金を増やすにはどうすればいいのか、社会に対して自分をどう映せばいいのか等、これまで力を入れていなかった分野にも着手して、競技資金を生みだして行かなければなりません。
アマチュアアスリートから、フロアボール界初のプロアスリートに成れるように、競技普及と同時に追求するべき事が増えましたので、挑戦します!

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セカンドキャリアや人生目標は?
(アスリートとしてどう生きる?)

競技引退後のキャリアを示す言葉として用いられる「セカンドキャリア」ですが、多くのアマチュアアスリートの場合、競技と同時進行でもう一方のキャリアを必然的に積んでいるケースが殆どなので、現役中から「デュアルキャリア」と呼べる事に成ります。

私の場合、元々小学校の教諭に成りたくて、大学進学を決めました。大学在学中の教育実習を通して、先生に成るんだという気持ちは高まりましたが、よくよく考えると、いざ先生に成ったら日本代表としての海外遠征は無理なので、大学卒業後はまずは競技に専念しようと決めました。先生への憧れが強かったので、引退後に小学校教諭に成ろうと・・・
しかし、現在のスウェーデン競技生活では、日本語教師の仕事で、既に憧れの先生という職種を経験できています。スウェーデンは労働時間が明確で残業は殆ど有りませんから、殆どの人が16~18時には帰宅し、仕事とは別の事を行う時間的余裕が有ります。ですから、仕事後の競技にも理解や賛同や応援心が高く、昼間の職場は海外戦へも喜んで出してくれます。デュアルキャリアが当たり前の国と言えます。そんなフロアボール大国スウェーデンですから、逆に言うとプロアスリートはほんの一握り。殆どの選手はデュアルキャリアで競技に臨んでいます。

人生の目標は、子供達に「一つでも多くの選択肢を提示できる大人」に成りたいなと思っています。
以前は、子供達に「夢を与えられる選手」に成りたいと考えていましたが、私の競技活動を見て、「自分も自分の夢を追い掛けよう」と思う子はほんの一握りではないかと再考し、自分は何がしたいのか、自分に何ができるのかが判らない大半の子供達に対して、日本には無い海外のアイディアやシステムを含めた多くの選択肢を伝えたいと思います。その方が子供達にとって有益なはずですし、私成りのアスリートとしての社会還元だと考えています。
判り易い例として、ドメスティックな就職活動ならば、日本国内企業を5社しか受けられないとします。しかし、英語が話せたらインターナショナルな就職活動によって海外企業を何十社も候補に入れる事ができるので、選択肢が何倍にも広がる事と成ります。選択肢の拡大を提示する事は、子供達の人生を豊かにする一歩に成ると信じます。その為に私は、今以上のグローバルな経験を増やす事に挑戦し続けて、それらを伝える環境創りにも着手するつもりです。

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感動以外に、何を社会に提供できる?
(アスリートの価値とは?)

私が感動以外に社会に提供できることはズバリ、海外生活の知恵やコツです!
これは、前述の子供達への選択肢の幅を広げる目標と重なります。

スウェーデン王国で世界基準のフロアボールを極めたいという目標を達成させる為に、多くの方々からサポートを受けながら、何とかこれまで道を切り拓いてきました。未知の国スウェーデンに着いてから、言語・ビザ・住居・就職・食事等の多くの方がぶつかる壁から始まり、クラブ交渉・トレーニング手法・コミュニケーション・パフォーマンス技術等のアスリートならではの壁も乗り越えてきました。マイナス30度の下手したら凍死してしまう環境での生きる術から、真逆のラテン的な暑い国での風習まで学んできた自負があります。数え切れない程の苦労がありましたが、苦労の分だけアイディア(選択肢)を習得しています。これらは、今後世界に出る日本のアスリート達に絶対に役立ちますし、海外移住を考える一般の方にも役立つはずです。
好奇心が高い事から、何事もその場で考える事は人一倍多いと思いますので、その分、ノウハウを蓄積させているつもりです。いつの日か、一般の方々向けに、海外移住の良さを伝える伝道師のような仕事もしてみたいと考えています。

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アスリートの不祥事・犯罪をどう思う?
(同じアスリート職業者への意見は?)

アスリートの不祥事は、本人に自覚が足りないのは勿論ですが、不祥事が起きる予兆段階で指導できる大人(指導者)が居ないのも大きな問題だと思います。

私は以前、フロアボールU-19日本代表や学生日本代表のコーチに就いた事がありますが、若い選手程にイチから丁寧に指導しなくてはならないなと痛感した事があります。海外遠征時の基本的な注意事項やアンチドーピング知識は勿論、SNSの使い方まで細かく指導しなくてはならないと気付きました。
不祥事未満の例えですが、日の丸を背負って日本を代表する選手が、「今日学校ダルいからさぼろう」と軽い気持ちでツイートしただけでも、個人選手のブランド以上に、競技全体のブランドが下がってしまう社会構図から指導しなくてはならない、という事です。ブランド=社会評価が下がれば応援者・支援者が減る、そうなれば新規競技者も減る、そうなれば競技普及が歯止めされてしまう・・・・・物事を丁寧に順序良く判るように説明する事が、指導者の責任と言えますから、この例に限らず、全ての面で指導の在り方も極めて行かなければなりません。

フロアボール競技に限らず、又、アスリートかどうかを問わず、物事の是非をキチンと説き、判るように納得させるのが指導者の役目ですから、不祥事を起こした者を叩けば終わりでは無く、原因の追究や予防を考慮し、周りの大人(指導者)の責任も問われなくてはなりませんし、周りの大人(指導者)への対策も講じなければなりません。
スポーツ界では、テクニカルな技術向上だけではなく、アスリートとしての自覚・意識・思考・言動、つまり社会性や人間性までをも、周りの大人(指導者)が指導する事で、不祥事対策を進めなければなりません。

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自競技を発展させる為にどう動く?
(競技普及へのアイデアは?)

マイナー競技を発展させる為には、とにかく普及活動第一で、競技人口とファン人口を増やす事が急務です。フロアボールの場合、私はそのターゲットをまずは小中学校生に絞り、体験を基本に普及活動を行う考えです。小中学生が高校・大学生のトップ選手に成るまで時間は掛かりますが、トップ選手を輩出させる為にも、その土台と成る関心層=愛好選手を増大させる必要があります。
現在の国内競技人口2500人を、100倍の25万人にするには、大人のファン人口増大に着目する方法もあるでしょうし、高校・大学の即戦力世帯の競技人口増大策を考える事もあるでしょうが、私は永く関心を持ってもらえる低年齢層に特化して、学校教育に近い場にいかに近付けるかを考えています。

フロアボール競技は1970年代スウェーデン発祥で、日本では1983年に連盟が設立された、比較的新しい競技なのですが、スウェーデンを始めとする北欧では、サッカー・アイスホッケーに次ぐ人気スポーツに位置付けられています。北欧で爆発的に発展した理由は、小中学校の体育教育にフロアボールを導入したからです。誰もが学校で経験し、馴染みあるスポーツとなった事が最大の要因で、フロアボールが国民的スポーツに成りました。
そこで、日本での体育授業への導入を考え始めて、フロアボール指導ガイドラインをまとめる為に、2016年4月に横浜国立大学・大学院・教育学研究科に進学しました。現在は休学中ですが、数年内にガイドラインを完成させて、小中学校での実践研究を行う計画を立てています。子供達に与える効果を他競技と比較して、フロアボールが何らかの点で他競技よりも教育に適していると明らかにする事ができれば、体育授業へのフロアボール導入の道が開けてきます。文科省・スポーツ庁・各地教育委員会等への根回しや政治力・交渉力も必要と成る高い壁ですが、難しい壁程に挑戦する価値があります。時間が掛かっても実現させる私の大きな目標でもあり、不可能ではないと考えています。
体育授業にニュースポーツを取り入れる事で、また一つ、子供達の選択肢を増やせるはず、夢は膨らむ一方で、今のマイナー度を悲観している暇はありません!

プロフィール
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名前:高橋由衣(Takahashi Yui)
生年月日:1989年1月15日
出身地:神奈川県川崎市
練習拠点:スウェーデン
身長:147cm
体重:53kg
血液型:A型
所属:IBF Dalen(Sweden)
Webサイト
http://athleteyell.jp/takahashi_yui/

小学1年から通っていた児童館でフロアボールのレクリエーション版であるミニホッケー(現ネオホッケー)を開始。小学2年時に当時の日本代表選手が職員として児童館に赴任、指導を受ける。中学1年から社会人チームの神奈川フロアボールクラブに所属し、日本リーグ・日本選手権等を大人に混ざって参戦。高校1年15歳で日本代表初選出、初出場のアジア選手権で3ゴールを記録して優勝に貢献。翌2005年の世界選手権では、日本代表として初戦で王者スウェーデンと初対決。15歳から現在28歳までの全ての日本代表戦に出場し、チームの主力として活躍。2005世界選手権でのスウェーデン代表の華麗なプレーが忘れられず、大学卒業後にスウェーデン王国での武者修行を決意。知人も居ない中での単身渡欧、片言の英語でのクラブ交渉を経て、スウェーデン2部リーグTaby FC入団。20試合で20ポイントを記録し、スウェーデン1年目を終える。以後目標を、スウェーデン1部リーグでのプレーと決めて、1部リーグIBK Dalenに移籍し、1部リーグの練習に参加しつつ、同クラブの2部リーグの試合で活躍。
 
日本滞在時は、その明るい性格と指導力の高さから、U19日本代表や学生日本代表チームの指導を担当。同時にフロアボール競技の普及活動の為にNPO法人T3 FLOORBALL PROJECTを設立し、地方クラブ指導やPR活動にも力を入れる。又、スウェーデン競技生活で培った、英語・スウェーデン語を活かして、世界基準の北欧人コーチを国内各クラブに招聘し、指導時の通訳も行う。アジアでの知名度の高さから、2017年2月に国際フロアボール連盟アスリートコミッションのメンバー選挙で初当選。アジア人女子選手としては初の快挙で、グローバルな競技普及にも取り組む。
 
競技に打ち込む傍ら、日々教育者としてのレベルUP・スキルUPに励み、現在では幼い頃からの夢であった教職(スウェーデンでの日本語教師)に就いており、生涯を通じて子供達の未来作りに関与する。
 
【戦績】
2004年:アジア選手権/優勝
2005年:世界選手権/8位
2007年:世界選手権/16位
2008年:世界学生選手権/4位
2009年:アジア太平洋選手権/優勝、個人ポイントランク1位
2009年:世界選手権/17位
2011年:アジア太平洋選手権(世界選手権予選)/優勝
2011年:世界選手権/16位
2011-2012season:スウェーデン2部リーグ/4位(20試合12ゴール8アシスト)
2013年:アジア太平洋選手権(世界選手権予選)/2位、個人ベスト6選出
2012-2013season:スウェーデン2部リーグ/8位
2014年:世界選手権/16位
2013-2014season:スウェーデン2部リーグ/4位
2014-2015season:スウェーデン2部リーグ/2位→プレイオフ敗退
2015年:アジア太平洋選手権(世界選手権予選)/優勝
2015年:世界選手権/15位
2017年:アジア太平洋選手権(世界選手権予選)/優勝
2016-2017season:スウェーデン2部リーグ/6位
 
【学歴】
2007年3月:神奈川県立生田高校卒業
2011年3月:横浜国立大学・教育人間科学部・学校教育課程・教科教育専攻・保健体育コース卒業
2012年6月:スウェーデン王国Lillsved国民高等学校・スポーツ教育コース卒業
2016年4月:横浜国立大学・大学院・教育学研究科・保健体育コース入学(休学中)
 
【職歴】
2012年9月~2014年11月:レストランBlue Light Yokohama
2015年4月~2016年7月:ヨシダ日本語学院 講師
2016年9月~現在:スウェーデン王国ウメオ市言語能力センター・日本語母国語教師
【特記】
2011年:小学校教諭第一種免許状
2011年:中学校教論一種免許状(保健体育)
2011年:高等学校教諭第一種免許状(保健体育)
2011年:日本語教育修了証
2011年7月~2015年1月:スウェーデン王国ストックホルム移住(スウェーデン2部リーグ)
2016年2月:フロアボール普及団体/NPO法人T3 FLOORBALL PROJECT設立
2016年5月:U19女子世界選手権コーチ
2016年7月:男女世界学生選手権コーチ
2016年8月~現在:スウェーデン王国ウメオ移住(スウェーデン2部リーグ)
2017年2月:国際フロアボール連盟(IFF)アスリートコミッションメンバー選出

Photo by Masanori Udagawa www.photowellington.photoshelter.com.

Photo by Masanori Udagawa

World Floorball Championships 2017 Qualification for Asia-Oceania Region Final - Australia v Japan at ASB Sports Centre , Wellington, New Zealand on Sunday 5 February 2017. Photo by Masanori Udagawa www.photowellington.photoshelter.com.

Photo by Masanori Udagawa

World Floorball Championships 2017 Qualification for Asia-Oceania Region Final - Australia v Japan at ASB Sports Centre , Wellington, New Zealand on Sunday 5 February 2017. Photo by Masanori Udagawa www.photowellington.photoshelter.com.

Photo by Masanori Udagawa

World Floorball Championships 2017 Qualification for Asia-Oceania Region - Japan v Korea at ASB Sports Centre , Wellington, New Zealand on Thursday 2 February 2017. Photo by Masanori Udagawa www.photowellington.photoshelter.com.

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World Floorball Championships 2017 Qualification for Asia-Oceania Region - Japan v Thailand at ASB Sports Centre , Wellington, New Zealand on Saturday 4 February 2017. Photo by Masanori Udagawa www.photowellington.photoshelter.com.

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World Floorball Championships 2017 Qualification for Asia-Oceania Region - Japan v Korea at ASB Sports Centre , Wellington, New Zealand on Thursday 2 February 2017. Photo by Masanori Udagawa www.photowellington.photoshelter.com.

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